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2021.03.26「24 JAPAN」24話 出演

増田Pic

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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テレビ朝日 開局60周年記念
「24 JAPAN」24話(最終回)

監督:鈴木浩介
出演:唐沢寿明 仲間由紀恵 栗山千明 竜雷太
長谷川役/増田俊樹
制作:テレビ朝日
2021年3月26日(金)23:15~ テレビ朝日にて放映

 

J:COM 「防災ナビっ!」

出演:増田俊樹 荒川朋恵
制作:J:COM
2019年5月~ J:COM Ch.10 にてレギュラー出演中

 

 

この一年余り、制作者や表現者にとって、
とても辛い日々が続いております。

 

私も昨年の春先に本編で医者役を演じ、
年明けに連続ドラマの警官役が決まって
現場復帰するまで、その約10か月間は
とても不安な日々を過ごしました。

 

かつて企画、制作協力として参加した
「パーフェクト・レボリューション」が、
2017年9月にTOHOシネマズ系列を中心に
念願の全国劇場公開を果たしました。

 

監督の松本准平や原案の熊篠慶彦共々、
公私にわたって親交を深めていった、
東北新社の武井哲プロデューサーから
配役して頂いた、2018年2月公開の
「さらば、ダイヤモンド」に出演以来、
俳優業への頑なな拘りや執着心を捨て、
制作全般に通底する多様性を見極め、
己の表現活動を見直してみようと
考えるに到りました。

 

このような考えを持ったきっかけは、
「パーフェクト・レボリューション」の
撮影から劇場公開へと到る時間を共有した、
クマ役のリリー・フランキーさんからの
影響や助言が非常に大きいと思います。

 

好運なことに、2018年の初夏から
J:COM制作のレギュラー番組が続き、
20数本の短編に主演したこともあって、
その間に、昼間たかし事務所が請け負う
女優インタビューや特集記事を執筆し、
表現者が抱える様々な願いや想いに、
取材を通して改めて気づかされました。

 

古巣のロフトでは、ロフト席亭である
名物オーナー(既に退任)の平野悠から、
盟友・加藤梅造が後継指名さたこともあり、
更にロフトとの絆が深まりました。

 

そんな、加藤梅造社長からの依頼は、
締め切りの迫った原稿執筆であったり、
宣伝で集客や動員を担うケースから、
小泉元首相や鈴木邦男さんが出演する
言論系イベントのセキュリティ担当まで、
手抜きが一切通用しません。
その間も、トークイベントのMC並びに
出演者として度々ロフトを訪れては、
何時も通りに出演していました。

 

更に同時期、企業映像や映像配信に
特化した事業者とも提携。
酷寒の八戸や磐城市内の各所を探訪し、
大洗や茅ヶ崎といった海辺の街並みや、
夏の祇園を中心とした京都市内で
順次ロケーション撮影を敢行。
また、ロフト時代に店長を担当した
後輩たちが、新たな拠点とする沖縄や
関西にも取材を通じて度々訪れました。

 

上記の映像作品では、制作スタッフや
ディレクター、配役などを担当して、
クライアントとのコラボレーションを
重視した映像制作を心掛けました。
尚、ディレクターを担当した資料映像や
再現ドラマのパートでは、スタッフの
要請により出演もしています。

 

この2年余り、本編制作とはまた違って、
企画から劇場公開に到る長期間拘束の
比較的少ない、短期集中型の原稿執筆や
イベントなどの仕事が多数を占めました。
そんなタームの中で、信頼する仕事仲間と
じっくりと本編や書籍の企画案を練る、
かつての仕事に再び戻ってみたいと、
日々考えを巡らせるようになりました。

 

しかしながら、狙いを定めた筈の企画は、
昨春から不連続に発出される緊急事態宣言
の煽りで、すべて延期となりました。
赤坂のアートプロモーションを訪問すると、
映像業界を襲う酷い現実を聞かされます。
そんな渦中にありながらも、俳優の個性が
視覚的に伝達されるプロモーション案を
事務所と共に考え、実践していく所存です。

 

失われた時を勉強に充てようと己を鼓舞し、
映画やテレビドラマの旧作を鑑賞し続け、
小説、ノンフィクション、ルポルタージュ、
滅多に読まない戯曲も読み漁りました。

 

先日、念願のテレビドラマ撮影を終えて、
明くる朝からアートプロモーション案件の
セルフ・プロモーション映像のスタジオ
収録に熱中した際には、昼食抜きで雑多な
機材の積み込み作業に追われてしまい、
首都高速を相当なスピードで疾走しては、
何とか依頼を請けていたネット中継現場の
集合時間に間に合いました。

 

そんな合間を縫って、仕事仲間が始めた
YouTubeチャンネルにも参加しました。
生配信やロケーション撮影を担当しては、
その反響に驚きを禁じえません。

 

そして今週、出演した映画の初号試写と
連続テレビドラマの放映があります。
表現者らしき日常を取り戻しつつある今、
この2本の出演作品を鑑賞することが、
とても楽しみでなりません。

 

2021年3月20日
アートプロモーション 所属俳優 増田俊樹